クリスタの作品データは我々クリエイターにとってとても大事な資産。
「クラウドにバックアップしているから大丈夫」と思っている方は注意が必要です。
クラウドにはサービス側の障害やアカウント停止など、特有のリスクがあります。
万が一の時、自分の作品を守れるのは手元にある物理的なバックアップです。
しかし外付けHDDは種類が多いので何を選べばいいのかよく分からないですよね。
本記事では、PC・iPadで作業している絵描きの方におすすめの外付けストレージを紹介します。
ミカゲ大切なデータを失ってから後悔する前に備えておきましょう
クラウドへのバックアップだけでは危険な理由
外部のクラウドサービスにバックアップをとることは、PCが故障した時の対策としては有効です。
しかしクラウドサービスだけにバックアップしている場合は非常にリスクが高い状況です。
それはなぜかと言うと、サービス側のシステムエラーや規約などでデータを失うことがあるためです。



実際に色々起きているんですよ~
①クリスタ公式で起きたデータ消失障害


2021年12月3日に発生した、クリスタ公式のクラウド障害。
クラウドへ同期するとデバイス側のデータが消えるという、バックアップ機能としては致命的な恐ろしい障害でした。
【関連記事】【クリスタ障害】CLIP STUDIOで障害「クラウドと同期してるとPCからデータが消える不具合、吹っ飛んだデータ復旧やばそう」9時から緊急メンテ実施12月3日
その後クリスタ公式より復旧が行われ、12月7日には無事にデータが戻ったようです。
【関連記事】CLIP STUDIO クラウド障害について(2021年12月7日更新)(クリスタ公式サイト)
最終的に無事にデータが戻ってきたとはいえ、締め切り直前だったら原稿を落としてしまった方もおられるかもしれません。
このように公式サービスであっても、外部サービスを利用している以上バグ一つで作品が失われてしまうリスクがあります。



だから物理HDDも必要です
早くおすすめの外付けHDDが知りたい方はここからジャンプできます
②アカウント停止によりデータが見られなくなる危険性


リスクは①のようなシステム障害だけではなく、DropboxやGoogle等の大手サービスのクラウドにもあります。
こちらは規約違反によるアカウント停止によってデータそのものが取り出せなくなるというリスクです。
例えば、Dropboxのアカウントがポリシー違反により中に入れていた研究データの一部、趣味の写真などすべてが取り出せなくなった事例があります👇
【参考記事】Dropboxのアカウントが規約違反により突然BANされて博士課程の研究データの一部や趣味の写真などが取り出せなくなった…問い合わせメールも全て無視されている
外部のクラウドサービスを利用するのは、AIチェックの誤判定や運営側の判断一つで自分の大事なデータを失うリスクがどうしても存在します。



でも物理HDDにバックアップがあれば避けられるトラブルです!
バックアップは使い分けよう!


外付けHDDにバックアップデータがあれば、クリスタ公式のシステム障害に振り回されることもなく、クラウドサービス側の規約に神経をとがらせる必要もありません。
勘違いしないで欲しいのは、クラウドへのバックアップを否定しているわけではないことです。
外付けHDDが故障することだってありますし、落雷など自然災害でデータを失う危険性だってあります。
大事なのは外付けHDDとクラウド、それぞれのメリット・デメリットを理解してそれぞれバックアップを取り二重、三重に備えておくことです。



私自身も以前クリスタの原稿データが一部消えてしまったことがあり、それからクラウドと外付けHDD両方にバックアップを取るようになりました
クリスタユーザーの外付けHDD選びのポイント4つ
クリスタを使うお絵描きユーザーが外付けHDDを選ぶ時は、自分の作業環境や目的に合わせて選ぶとよいです。
- PCかiPadか
- PCなら据え置きできるHDD
- iPadなら据え置きorポータブル
- 持ち運ぶか
- 据え置きなら容量辺りの単価が安いHDD
- 持ち運ぶならポータブルかつ壊れにくい対策がされたもの
- 作業環境の広さ
- 狭いorすっきりさせたいならポータブル
- 広くて余裕があるなら安価で大容量保存できるHDD
- 使用容量を想定して選ぶ
- 容量が大きくなるほど故障の確率が高まるため、イラストや漫画を保存するだけなら1TB多くても2TBで十分(もっと保存したい場合は容量を増やすのではなくもう一つ追加で買うのがおすすめ)
PCをお使いの方はこちらから、iPadをお使いの方はこちらをチェックしてください。
【PC】バックアップにおすすめの外付けHDD
PCで作業している方にとって外付けストレージは単なる保存先ではなく、大事な資産を守る城です。
保存の確実性と寿命、特に創作に関する大容量のファイルを保存するには安定した電源も確保できる据え置きHDDをおすすめします。
ただし利用方法によってはSSDという選択肢も全く問題ありません。
下記の比較表で見比べてみてください👇
| ①据え置き HDD | ②ポータブル HDD | ③ポータブル SSD | |
|---|---|---|---|
| メリット | ・安定性がある ・電源内蔵 ・安価 | ・持ち運べる ・薄型 ・おしゃれ | ・高耐久 ・速度が速い |
| デメリット | ・大きさと置き場所 ・速度が遅め | ・衝撃に弱い ・速度が遅め | ・価格が高い |
| こんな人に | ・デスクトップ派 ・コスパ | ・時々持ち運ぶ ・コスパ | ・速度、時短 ・iPad併用 |
①アイ・オー・データ(HDJA-UT1R)
自宅での作業がメインで持ち歩かないという方におすすめなのが、こちらの据え置き型HDDです。
- win、mac対応
- USB 5Gbps(USB 3.2 Gen1)に対応
- 独自のヒートシンク構造と冷却用ファンの両方でしっかり冷却
- 電源内蔵でACアダプターがないのでコンセント周りがすっきり
- 全国家庭電気製品公正取引協議会の基準をクリアした静音モデル(メーカー独自ランクBRONZE)
- 幅45mm×高さ155mm×奥行216mmで机の上にも置ける
I-O DATA(アイ・オー・データ)は石川県に本社があるパソコン周辺機・TVの総合メーカー。
1976年の創業から50年の老舗です。
耐久性が高く、購入後のアフターサービスも万全、復旧サポートが充実しているなどで初心者も安心のメーカーです。
こちら、私も実際に使っている据え置きの外付けHDDです。
据え置きなのでここで紹介している中では一番大きいのですが机の上にも置ける大きさで、その分冷却ファンが付いていて夏場も大切なデータをしっかり守ってくれます。
縦置き・横置きどちらもOKで、私は地震を想定してより安定する横置きにしています。



実家のような安心感
②アイ・オー・データ(HDPX-UTS)
持ち運べる方がいいな場合はポータブルタイプもあります。
- win、mac対応
- 約130g、薄さ約8.6mmで持ち運びに最適な軽さ
- USB 3.0対応(USB 2.0も使用可能)
- mac Time Machine対応
- Mac⇔Windows間でのデータの共有が可能
- HDDの状態をチェックできるwin専用アプリつき(買い替え時期の目安をお知らせ)
- 全国家庭電気製品公正取引協議会の基準をクリアした静音モデル(メーカー独自ランクGOLD)※寝室で使っても音が気にならない
スタイリッシュなデザインで、手のひらサイズ。
スマホと同程度の厚みなので鞄に入れてもかさばらず持ち運びしやすいです。
HDDなのでSSDに比べると衝撃には弱いですが、アルミボディなので放熱性に優れています。



普段は自宅作業で時々持ち歩く程度なら一番コスパがいいです
③Samsung T7(MU-PC1T0T-PD)
「バックアップの時間を時短したい」「iPadと併用したい」という方は、HDDよりもSSDがおすすめです。
- win、Mac、スマホ、タブレット、コンソールゲーム機などに対応
- 転送速度:最大1,050MB
- USB 3.2 Gen 2対応
- USB-C to Cケーブル 、USB-C to Aケーブル付属
- 最大2m落下テストクリア
- パスワードロックあり(任意設定)
- PCでもiPadでも使える
- 厚さわずか8mmのクレジットカードサイズ
Samsung(サムスン)は韓国に本社を置く総合家電・電子部品・電子製品メーカーです。
T7はiPadユーザーが多く、ネットでも紹介している方が多い定番中の定番です。
軽量かつ低消費電力設計のため、iPadからの給電でも安定して動作します。
デメリットはSSDはHDDより価格が高くなることですが、HDDよりも耐久性があり速度も速いです。
大量のデータをコピーしてもバックアップにかかる時間を短縮できるため、時短を求める方におすすめです。
私が据え置きHDDにクリスタのバックアップを取るために「CELSYSフォルダ」(10.5GB)をコピーした時は20分ほどかかりました。
しかしSSDならわずか数分(理論上)で終わります。



デスクトップPCを使っている場合でも必ずしも据え置き型を選ぶ必要はありません。
今の主流はポータブルですし、据え置き型にするにしてもSSDだとポータブルより高いのでHDDにしないならポータブルSSDの方がおすすめです。
【iPad】バックアップにおすすめの外付けSSD
持ち運ぶ機会が多いiPadユーザーには、HDDよりも軽くて高速で頑丈なポータブルSSDがおすすめです。
頑丈さで選ぶかデザインで選ぶか、持ち運びの頻度を考慮してまずは以下の比較表で見比べてみてください👇
| ①SanDisk | ②Samsung | |
|---|---|---|
| メリット | ・耐衝撃、防水、防塵 ・5年の製品保証 ・プロ向けもある | ・コンパクト ・おしゃれ |
| デメリット | ・価格が高め ・デザインの好みがある | ・防水、防塵ではない |
| こんな人に | ・外出が多くタフに使いたい ・米国製で揃えたい | ・室内、外出両方で使う |
①SanDisk Extreme Portable SSD(SDSSDE61-1T00-J25)
持ち運びして外で作業する絵描きさんにおすすめなのは、頑丈なSanDiskのExtreme Portableです。
- 最大3メートルの高さからの落下保護、防水・防塵の優れた耐久性
- 読み出し速度1050MB/s、書き込み速度1000MB/sの高速
- USB 3.2 Gen 2
- USB-C to USB-Cケーブル、USB-C to USB-Aアダプター同梱
- iPhoneやAndroidとも直接接続可能
- ノートパソコンやデスクトップにも対応
- 5年間の製品保証
- 100.8mm×52.55mm×9.6mm
SanDisk(サンディスク)はアメリカに本社を置くフラッシュメモリーやSSDなどを製造する世界的な大手ブランドです。
様々なニーズに対応するため、スマホ向け、クリエイター(ライト/プロ)向け、PC向けと様々なラインナップを揃えています。
クリスタユーザーにおすすめなのは、以下のどちらかのシリーズです。
- Extreme Portable SSD:一般ユーザーやライトクリエイター向け
- Extreme PRO Portable SSD:プロクリエイター、ハイエンドゲーマー向け
ここで紹介したのはライトクリエイター向けの「Extreme Portable」。



コスパがよく丈夫で速いSSDがほしい方におすすめです
②Samsung T7(MU-PC1T0T-PD)
iPadでのバックアップにおすすめの外付けSSDで紹介する2つ目は、PCのところでも紹介したSamsung T7です。
詳しくはPCのところにある「③Samsung T7(MU-PC1T0T-PD)」をご覧ください。
バックアップは複数個所にしておくことが大事
デジタルで作業をしているクリエイターにとってデータの消失や破損は避けたいもの。
「クラウドにバックアップしているから大丈夫」と思わず、二重・三重に保険をかけておきましょう。
クリスタのデータをバックアップする方法は下記記事で説明していますので、参考にしてください。





