「1記事更新するのに数日かかってしまう」「もっと早く記事を書けるようになって、早く稼げるようになりたい」こんな悩みはありませんか?
私も悩みました
内向型が記事を書くのに時間がかかってしまうのは、脳の使う経路が長くて複雑なため、情報処理に時間がかかるからです。
意識して脳の使う経路を変えることはできないので、ある程度は仕方ありません。
しかし内向型の特徴を理解した上で対策をすれば、今より少しでも記事を早く書けるようになりますよ。
- なぜ内向型は記事を書くのに時間がかかるのか
- 内向型が少しでも記事を早く書けるようになるにはどうすればいいか
世の中にある情報は、多数派の外向型向けが多いです
内向型には内向型なりの工夫が必要だな
内向型が記事を書くのに時間がかかる理由
入ってきた情報を処理する回路が長く、複雑だから
内向型の脳の情報処理の仕方は複雑で時間がかかるため、記事を書くのが遅くなる傾向があります。
内向型の脳は、外部から入ってきた情報を処理するための経路が長く複雑だということが分かっています。
- 外向型:視覚、聴覚、触覚、味覚(嗅覚を除く)が処理される脳の各部へ流れる。主要経路が短い
- 内向型:記憶、問題解決、計画を立てるといった内的経験に関わる脳の各部へ流れる。主要経路が長く、複雑
内向型と外向型では外部から情報が入ってきた時、情報を処理する経路や長さが違います。
外向型は入ってきた情報を処理するために使われる経路が短く、複雑な情報処理を行いません。
それに対し内向型は、入ってきた情報を処理するためにたくさんの事を考えます。使われる回路も長い特徴があります。
記事を書くのに時間がかかってしまうのはそのためです
パソコンも簡単な処理をさせるより、たくさんの情報や複雑な処理をさせる方がレスポンスに時間がかかりますよね。それと同じです。
内向型の強みはじっくり考えられることでもある
記事を書くのに時間がかかってしまう内向型ですが、見方を変えればそれは長所です。
以前のSEOであれば、低品質で文字数が少ない記事でも検索エンジン上位に表示させることができました。
しかし今は違います。質のいい記事が検索エンジンに評価される傾向があります。
質のいい記事を書くためには、事前の競合リサーチやジャンルの勉強が欠かせません。更にはそれを適切にまとめ、文章として書き出さなければなりません。
内向型の脳は入ってきた情報を処理する時に、記憶や計画といった内的な経験に関する部分が使われます。
また、内向型の人の脳へ流れる血流は外向型の人よりも多く、より活性化していることが分かっています。
内向型の脳は内的な処理を行うため、じっくり考えた末に質の高いアウトプットをすることが得意なのです。
これは外向型に比べて有利な特性です
すでにある程度質のいい記事を書けている人もいるだろうな
とはいえ、「質のいい記事」を「早く書ける」に越したことはありません。
1週間に1記事しか更新できないよりは、2記事更新できた方が記事数が増えるスピードが速いですから。
そのためには、内向型は内向型のやり方で工夫することが大事です。
注意点として、記事の質を落としてまで早く書こうとしないこと。
質の悪い記事を更新しても検索エンジンに評価されませんし、読者のためになる記事にもなりません。
内向型がブログ記事を早く書くために整えたい環境
【前提】外向型向けのやり方は参考にしない(ならない)
内向型がブログ記事を早く書くには、大前提として内向型にあったやり方でやることです。
世の中の75%は外向型と言われています。内向型は3人に一人の割合です。
そのため書籍やネットで紹介されている記事を早く書く方法は、自然と外向型向けのものが多くなっています。(記事を早く書く方法に限らず、世の中のビジネス書やセミナーの多くは多数派の外向型向けです。)
肺呼吸する人間に、明日から海の生物を見習ってえら呼吸するようにと言っても無理ですよね。同じように、内向型が外向型の人を見習って変わろうとするのは困難です。逆も然りです。
そもそも外向型になろうとしなくていい
外向型には外向型にあったやり方があるように、内向型人間には内向型のやり方があります。内向型の人が外向型向けのやり方を取り入れようとしても、うまくいかなくて当たり前です。
内向型の特徴を理解した上で、どうしたら自分は記事を早く書けるか考えましょう。
一口に内向型といっても色々なので、自分の傾向を知ることも大事です
【対策1】作業に集中できる環境を整える
内向型は作業に集中できる環境を整えることが大事です。
- 集中するまでに時間がかかる
- 音や光などの刺激に弱い
内向型は集中するまでに時間がかかります。使われる脳の神経回路が長いためです。
そして、音や光などの刺激に弱い特性もあるので集中力を削ぐ原因になります。
内向型はいったん集中してしまえば集中の持続力も長く、パフォーマンスも良いです。
十分に能力を発揮するために、まずは集中しやすい環境を作ることが大事です。
私も一回集中すると、めちゃくちゃ時間が過ぎている事があるよ
内向型はこのような環境だと集中しづらいです。
- 職場、カフェなど騒がしい環境
- 周囲に人が多い環境
- コミュニケーションが多い場面
私はまさにこれに当てはまります
私の場合、図書館なら静かだから大丈夫かと思いきや、周囲に人がいますし机が一人用じゃないので集中できません。カフェは騒がしいので論外です。
会社の場合、一人一人に机が与えられていて大きい机であれば、隣との間隔が保てるのである程度集中することができます。逆に長机を複数人で使うタイプだったり、オープンオフィスだったりすると集中しづらいだけでなくかなりのストレスでした。
最近はバーチャルオフィスにログインした状態で作業をすることも苦手だと気づきました。いつ話しかけられるか分からないので気が散りますし、そもそも外部と繋がっている状態が落ち着きません。
バーチャルオフィスも気が散るとは盲点だった
- スマホ、本棚、SNSなど誘惑になるものが部屋にある
- 同居人や家族が作業中に話しかけてくる
- 何か気になる音が聞こえる
- キーボードやマウスが使いにくい
- WordPressテーマが使いにくい、相性が悪い
明らかに気が散る要因になるものから、無意識に見てしまうようなものまで色々あります。
自分の気が散りやすい要因があれば、対策を打ちましょう。
- 自宅の部屋で作業をする
- TVや音楽は流さない
- スマホは音を消し、画面を伏せる(通知ランプが気になるため)
- 仕事部屋に本棚を置かない
- 家族に部屋にいる時はなるべく話しかけないように言っておく
- バーチャルオフィスやオンラインサロンにはログインしない
- SNSを開きっぱなしにしない
- 気になることがあれば先に済ませておく
盲点になる部分として、ブロガーであればWordPressテーマが使いにくいのも致命的です。
実際、私はテーマをSWELLにしたおかげでブロックエディターが使いやすくなり、集中して記事を書きやすくなりました。詳しくはSWELLのレビュー記事を参考にしてください。
【対策2】マルチタスクを避ける
内向型はマルチタスクが苦手という特徴があります。
全員に当てはまるわけではないですし、個人差も大きいですが、内向型にはマルチタスクを苦手とする特徴が目立つようです。
- マルチタスク:短時間で切り替えながら複数の作業を行うこと。2つ以上の作業を同時に行うこと
- シングルタスク:一つの作業に集中すること
内向型は脳の神経回路が長いので、思考の切り替えに時間がかかります。そのため瞬時に切り替えができず、複数のことを同時に行うのが難しいのです。
対策はシンプルで、一つの作業を終わらせてから次の作業に取り掛かるようにすることです。マルチタスクではなくシングルタスクをすればいいのです。
マルチタスクができないと効率が悪いように感じてしまいますが、内向型にそれは当てはまりません。内向型はシングルタスクの方が効率が良いです。
そもそもマルチタスクのデメリットとして、生産性が下がることが指摘されているしな
実はそうなんだよね
【対策3】まとまった時間を確保する
対策2と通じる対策なのですが、内向型はまとまった時間を確保してから記事を書くようにしましょう。
一般的なビジネス書では、時間を細分化するやり方を推奨していることが多いです。
ポモドーロ・テクニックとは、集中する時間と休憩時間を繰り返すことで、仕事のペースを生み出す時間管理術の一つです。
- タイマーを25分に設定して作業を開始する
- タイマーが鳴ったら、3~5分の休憩をとる
- 4~5回に1回は、15~30分の長めの休憩をとる
細かく仕事を定義して、「今から25分間はこれをやればいい」と時間を区切ってタスクを絞ることで、集中できる→余計な気がかりが消えてストレスが下がる→心の負荷が少ない分、生産性が上がるというプラスのスパイラルを生み出します。
リクナビNEXTジャーナル
しかしこのやり方だと時間が短すぎて集中するのに時間がかかる内向型には向いていません。
このやり方を知った時、かえって効率悪いと感じた記憶があります
本能的に自分にあってないやり方だと感じたんだな
休憩時間を適時挟むのはOKです。
問題は時間が短いことなので、2~3時間は集中できる時間を確保した方が内向型は取り組みやすいです。また、内向型はマルチタスクも苦手ですから、作業も一つに絞りましょう。
実際、私の経験でもまとまった時間を確保できるようにしたところ、効率が上がったことがあります。
夕食を作る担当だが、午後に夕食の献立を考えたり買い出しをする作業が発生してしまい、ブログに集中できなかった。
家族と相談し昼食担当に変えて貰ったところ、午後にまとまった時間を確保できてブログに集中できるようになった。
昼食を前日の夜に作り置きしておくことで、更に効率UP!
午後に予定が入っていると集中できない。
午前中に予定を入れて終わらせるようにし、午後をブログ作業に充てるようにしたら効率的だった。
もしくはその日1日を何らかの予定を済ませる日に設定し、複数の予定を入れておく。その日はブログ作業はお休みする。
自分の特性を理解して対策を練るとだいぶ違いますよ
同じように「スキマ時間を活用しよう」というのも内向型とは相性が悪いです。短いですからね…。
ただ、ブログ作業といっても記事を書くだけではないので、他の作業ならスキマ時間であってもできる場合もあります。
これについては「作業を細分化する」で詳しくお話します。スキマ時間を有効に使いたい方は参考にしてください。
内向型が少しでも記事を効率よく書くコツ
【前提】まずは文章を書くことに慣れる
大前提として、普段文章を書く機会がない場合はまずは文章を書くことに慣れましょう。
普段文章を書いていない人が早く書こうと思っても、なかなか難しいです。
タイピングの練習は個人的にはしなくていいと思います。ブログ記事を書くこと自体がタイピング練習になりますし、慣れてくれば自然と早くなります。
ブラインドタッチはできなくても、早い人は早いです。実際、私は中学生の時ブラインドタッチができませんでしたが、とても早く打てていましたよ。
私はタイピングの練習も、ブラインドタッチの練習もしたことがありません。パソコンで文章を書いているうちに自然とマスターしましたし、ある程度早く打てるようになりました。
とにかく文章をたくさん書くのみだな!
ただ、キーボードは自分に合ったものを使った方がいいと思います。
手の大きさや好みなどは人それぞれですから、キーボードが手に馴染むかどうかでタイピングの正確さや作業スピードに影響してきます。
私は手が小さいので、パンタグラフ式が打ちやすいです
↓パンタグラフ式とは、こういうキーが薄いキーボードです。
逆にキーを押している感覚がある方が好み(メカニカル式キーボード)という方もいらっしゃいます。ご自身にあったキーボードを見つけてくださいね。
【コツ1】作業内容を細分化する
【対策3】で、集中するのに時間がかかる内向型はまとまった時間を確保したほうがいいと書きました。
「時間」は細切れにしない方がいいですが、「作業内容」を細分化するのはOKです。
作業を細分化して一つ一つの内容がシンプルになっていれば、集中するのに時間がかかる内向型でも短時間でやることができます。
- 記事のネタ出し
- 記事の見出し(構成)を考える
- 記事のタイトルを考える
- ディスクリプションを考える
- 記事の装飾をする
- リード文を考える
- キーワード選定
- ジャンルの勉強
- 競合リサーチ
- アイキャッチ作成
- 事務作業
このように記事執筆に必要な作業を細分化することができます。
作業によっては短時間では難しいものもありますし、人によって短時間でやりやすい作業も違います。
自分がやりやすいように細分化してみてください。
私は時間が少ししかない時やスキマ時間はリサーチに充てることが多いです
余談ですが、こうして作業を細分化しておくと記事を書くやる気がない日でもやれる作業が見つかるのでオススメです。
私はやる気が出ない時は記事のネタを考えたり、経理作業をしたりしています。
とりあえず手を動かしているうちにやる気が出てくることもあるので、そういう意味でも作業を細分化しておくといいですよ。
【コツ2】テキストエディタで書く
ブログ記事を書く時、WordPressの投稿記事に直接書いていくのはおすすめしません。
内向型は刺激に敏感なため、執筆に集中できる環境を整えた方がいいからです。
WordPressの投稿記事に直接書いていくと、文章を書いている途中で装飾してしまうなど気が散りやすいです。
メモ帳、サクラエディタのようなシンプルなテキストエディタに書いていくといいですよ。
Googleドキュメントもメモ帳ほどシンプルではないですが使いやすいです。Wordはソフトのクセが強いので、それならGoogleドキュメントの方が使いやすいと思います。
私は文章を書きながら装飾してしまう癖があったので、メモ帳で文章を書いてからWordPressに持ってくるようにしました。文章を書きながら装飾しなくなっただけで効率が段違いに良くなりました。
また、メモ帳の方が行間が狭いので文章全体を見渡しやすくなり、推敲もしやすいです。
ついつい文章を書きながら装飾しちゃう人は試してみて
【コツ3】考える時間を減らす
内向型は使われる神経回路が長いため、思考に時間がかかります。
そのためそもそもの考える時間を減らす工夫をすると、大幅に記事作成時間を短縮することができます。
上記は私が実際にやってみて有効だったやり方です
記事の見出しから考える
記事を書く時、いきなり文章を書き始めていませんか?
このやり方は内向型でなくとも時間がかかります。じっくり考えてしまう内向型であれば、余計に時間がかかってしまうことでしょう。
- h2、h3見出しを書く
- 内容を箇条書きで書く
- 整える
効率的に記事を書くためには、まず全体の構成を決めることです。具体的には先に見出しを書くこと。
見出しがあると、スタートからゴールまでブレずに書き進めることができます。
見出しを書いたあとは、箇条書きで簡単に内容を書いていきます。
この時点では書こうと思っていることを吐き出すだけでいいので、綺麗に整える必要はありません。誤字脱字なども無視!
箇条書きで全体を埋めたら、最後に文章を整えていきます。
3ステップに分けて書くことでブレにくい記事になりますし、効率よく記事を書くことができます。
私は書いているうちによく話がそれるので、先に見出しを書くようにして大正解でした!
記事の頭から推敲しなおさない
記事の続きを書く時に続きから再開するのではなく、頭から読んで推敲し直していませんか?
私はやっていました!
続きを書くためには内容を思い出す必要があるので、読み直す必要はあります。
しかし毎回続きを書き始める時に冒頭から修正し始めてしまうと、いつまでたっても記事が完成しません。まずは続きを書くことを優先しましょう。
記事全体の推敲は書き終わってからやりましょう。なんなら70%の完成度で投稿してもいいくらいです。
あとからいくらでもリライトできるんだから
あまり完璧を求めないようにだな
テンプレートを作る
記事によってはテンプレ化できることもあります。
決まった型があればそれに当てはめて内容を考えるだけなので、考える時間をぐっと短縮することができます。
- リード文構成
- レビュー記事構成
- アイキャッチのデザイン
テンプレ化できるものはどんどんしていきましょう。
アイキャッチはCanvaを使ってテンプレを作ったよ
【まとめ】内向型は内向型にあったやり方で記事を書く工夫を
内向型は脳の使う経路が長くて複雑なため、情報処理に時間がかかる特徴を持っています。
そもそも脳の神経回路の使い方が違うのに、外向型向けのやり方を参考にしてもうまくいきません。
内向型は内向型にあったやり方があります。内向型の特徴を知って、対処していきましょう。
この記事で紹介した対処法やコツは、実際に内向型の私が試してみて良かったやり方ばかりです。ぜひ参考にしてください。