私は同人活動で漫画を描いているのですが、作画中はいつも以下のようなことに悩んでいます。
- 男性の色っぽい筋肉の描き方
- 複数人の男性の筋肉や骨格の描き分け
- ペアの時のポーズがどうなっているのか
男性キャラの描き方に悩んで悩んでたくさんの本を買っています。
中級者向けにはなりますが、私が買った中から男性の筋肉の描き方を学ぶのにおすすめの本を紹介します。
男性の筋肉の描き方をマスターしたい方はぜひ参考にしてください。
男性の筋肉の構造を学ぶ時におすすめの神本3選
男性の筋肉の構造を学びたい時は、この3冊を持っておけば間違いないという神本を紹介します。
スカルプターのための美術解剖学
- 体の構造を一から学ぶのによい
- 腕や足を動かした時や曲げた時に骨や筋肉がどう動く、変化するのか分かる
- 体に脂肪がつくとどうなるかも分かる
- より正確性が必要な時も安心で、プロ志向の方にもおすすめ
- イラストレーター、漫画家、3Dモデラ―などすべての人体を描かれるクリエイターにおすすめできる
男女の体の構造を一から学ぶのに良い美術解剖学の本です。
「ここはどうなっているんだっけ?」となった時にすぐ確認できるので、大変重宝している1冊です。
ハイアングル・ローアングル、動きのあるポーズは載っていないので、これらの勉強をしたい場合は次に紹介するキム・ラッキの人体ドローイングもあわせて持っておくといいかもしれません。
キム・ラッキの人体ドローイング
- 人体を図形化して描く方法が分かる
- 様々なポーズ、複雑なポーズがたくさん載っている
- 躍動感があり複雑な人体を描けるようになりたい時に
- 初心者~上級者まで持っておきたい
- イラストレーター、漫画家、3Dモデラ―などすべての人体を描かれるクリエイターにおすすめできる
動作の中でみせるポーズがどのような筋肉運動や骨の動きになっているかを美術解剖学に基づいて説明している本です。
「この動きや角度の時はどう描いたらいいのかな?」と思った時に探すと大体載っているイメージです。
1章で人体を図形化して描く方法について描かれていますので、まずはここを学んでから練習されるといいと思います。
TACO直伝! 知っているだけで劇的に上達する 人体ドローイングのコツ390
- どう描けばキャラをかっこよく描けるかという視点も学べる
- 体だけでなく顔や髪についても触れている
- スタイリッシュにデフォルメされているので、TACOさんの絵柄が好みな方におすすめ
- 初心者さんにもおすすめ
- イラストレーター、漫画家、3Dモデラ―などすべての人体を描かれるクリエイターにおすすめできる
ウェブトゥーン作家TACOさんによる人体ドローイングの本です。
スカルプターやキム・ラッキの本はリアル志向でしたが、こちらは既にデフォルメがきいています。
スタイリッシュでかっこいい顔や体の描き方が学べるので、TACOさんの絵柄が好みであれば特におすすめです。
ミカゲ絵の初心者さんも多く買われているので、3冊のなかから迷ったらまずこれを買ってみてはどうでしょうか
体型別に男性の筋肉を描き分けたい時に役立つおすすめの本3選
ただ単に男性の筋肉の描き方を勉強するだけであれば、男女混合の本の中から探しても十分勉強になります。
しかし、男性の体型による筋肉の描き分けだったり骨格の違いも分かると大変助かりますよね。
その視点でおすすめの本を選んでみました。
男の筋肉 描きわけポーズ集 スリムからマッチョまで
【この本の使用許諾】
- トレスフリー
本書はすべてスリム、細マッチョ、マッチョの3タイプの筋肉で解説されています。
- 筋肉の多さ別にどの線(筋肉)を拾ったらいいかが分かる
- 体型別パーツの描き分け方
- 同じポーズをとった時、体型別に筋肉の影響がどうあるか分かる
- 同じポーズをとった時、体型別に見え方がどう違うか分かる
- モノクロ表現でどう筋肉を表現するか(グレー、斜線、ベタなど)
- カラーで肌をどう表現するか
3つの筋肉タイプが載っているので自分好みの筋肉を参考にしやすいですし、男性の筋肉や骨格による体格差の勉強ができます。
モノクロやカラーになった時にどう筋肉を表現するかという作画例まで載っているのは非常にありがたかったです!
難点は服を着た時の筋肉別のシワの出方のページが少ないことなので、それは別途勉強する必要があります。



体型によって筋肉の描き分けができないな~と悩んでいたのですごく参考になりました
筋肉質な男性のポーズカタログ ─基本ポーズから自然な日常動作まで
【この本の使用許諾】
- トレス・模写フリー
二人の体型違いのモデルさんが登場するポーズ集です。
四角い(骨格ストレート?)体型と逆三角形(骨格ウェーブ?)の体型のお二人で、これまた体型を描きわけたいという時の参考になります。
- 写真なので写真を参考に筋肉をデフォルメする練習になる
- 四角い骨格と逆三角形の骨格が描きたい時にいい
- クロッキー練習に使える
- 日常生活のあらゆる角度の写真が載っており、ポーズ集としても優秀
- 筋肉の付き具合が二次元にする時にちょうどいい
ポーズ集でたまにある下着や衣服が黒でシワや輪郭が捉えにくいということがない本です。
逆に残念ポイントは上半身の筋肉は分かるけど、脚の筋肉は服で隠れて分からないポーズも割とあることでしょうか。
脚の筋肉をしっかり見たい時にはちょっと不向きかもしれません。
マンガ家と作るポーズ集 妄想ポーズ集[モデル:すず屋。]
【この本の使用許諾】
- トレスフリー
漫画家のスカーレット・ベリ子先生監修のポーズ集です。
すず屋。さんがモデルをされています。
- 細い男性の筋肉を勉強したい時に
- 写真なので写真を参考に筋肉をデフォルメする練習になる
- クロッキー練習に使える
使いやすいポーズが多く、線が細い体型の男性を描きたい時の参考になります!
残念ポイントは頭部が全く写っていないため、そこは自分で補完しなければならないこと。
顔を隠すにしても頭部の輪郭は分かるように塗りつぶすなどやり方は他にあったと思うのですが、難しかったのでしょうかね。
体の厚みが薄くて細い男性が描きたいんだけどつい手癖で筋肉を盛っちゃうんだよな…と悩んだらこの本です。
【ペア】体の重なりと筋肉の描き方が分かるおすすめ本2選
実際に絵を描くときはソロだけでなく、2人あるいは複数人のポーズも描けないとですよね。
ここからは体の重なりがある時の筋肉が分かって、ポーズ資料集としても使えるおすすめの本を紹介します。
甲秀樹 人体デッサン 男性ポーズ集(シリーズ)
「甲秀樹 人体デッサン 男性ポーズ集」シリーズがおすすめです。
甲秀樹先生は主に人物(男性)を描くために求められる技法の習得を目指す「絵楽塾」というデッサン教室を開催されているアーティストです。
国内・海外でも個展を多数開かれています。
そんなプロの方が出された貴重な参考資料本です。
【このシリーズ本の使用許諾】
- 複写・トレスフリー(絵や漫画にして発表してOK)
どれもソロ・複数人・体型別に載っていて、シチュエーションもとても参考になります。
- 筋肉や体格的には普通の日本人なので、こういった体型を参考にしたい方にもおすすめ
- しなやかで雰囲気のあるポーズが多い
- ほぼヌードのため、デッサンやクロッキーにも向いている
- お尻の筋肉や骨の流れも分かる衣装
- ソロだけでなく二人、複数人もある
逆に言えばモデルのような理想的な体型や筋肉質ではないため、そのような資料をお求めの場合は不向きです。



紙の本が手に入らなくなってきているので、気になったらお早めに
甲秀樹 人体デッサン 男性ポーズ集
このようなポーズ集を参考にする時の悩みとして、お尻が隠れていてこの辺りの筋肉や骨格がどうなっているのかが分からないことがあります。
しかし甲秀樹さんの本は衣装による筋肉の隠れが少なく、骨盤周りの構造も分かるようになっています。
絵を描く人のことを分かっている感じが大変助かります。
複数人のポーズも載っていますが、ソロがメインです。
甲秀樹 人体デッサン 男性ポーズ集2
7人のモデルさんが登場し、同じポーズをとっているので体型の違いの勉強にも良いです。
こちらも衣装による筋肉の隠れが少なく、美術解剖学を実践で活かしたい方におすすめです。
【まとめ】参考資料の活用は上達へのショートカット
男性の筋肉の描き方を学ぶことは、絵を描いている限り避けられないことですよね。
自分が描きたい男性キャラがどんな体型で、動いたらどんな風に筋肉が動くのか理解できれば、絵の説得力や魅力がぐんと上がります。
男性キャラの描き方にはきっとあなたなりのこだわりがあるはず。
それが表現できるようになったら最高ですよね。
上手い方の本を買って学ぶことは上達へのショートカットですから、気になる本があったらぜひお手に取ってみてください。
特に今回紹介した資料系の本は一度売り切れると再販がなかったり、中古で高額になったりすることも(今回記事にするにあたって確認したら、既にそうなっている本もありました)。
紙の本がお好きな方はお早めの入手をお勧めいたします。






