私は数年前にさいとうなおき先生が教示くださっている「3ヶ月上達法」を2回完走したことがあります。
最近また絵を上達させたいというフェーズに入ってきたせいか3ヶ月上達法が脳裏にチラつくようになり、いい機会なので当時を振り返って体験談を記事にまとめることにしました。
本記事では2回やってみての効果はどうだったのか体験談を書いています。
3ヶ月上達法に興味がある方の参考になれば幸いです。
\ 3ヶ月上達法のやり方が本で出ました! /
3ヶ月上達法に2回取り組んだ理由
私は何かのきっかけでさいとうなおき先生のYouTube動画を拝見するようになり、その時に3ヶ月上達法を知りました。
知ってすぐに3ヶ月上達法に取り組んだわけではなく、1回目も2回目も自分なりの理由があって取り組んでいます。
初めて3ヶ月上達法に取り組んだ時はスランプ中だった

私が初めて3ヶ月上達法に取り組んだ時はスランプ中でした。
自分の描く絵が絵柄含め納得いかず、「もっとうまくなりたい」「男性キャラをもっとかっこよく描けるようになりたい」という思いがありました。
そんな時にさいとうなおき先生の3ヶ月上達法を思い出し、「理想の絵」をお手本として取り組むこの手法がぴったりだと思いやってみることにしたのです。
ミカゲこの時お手本に選んだのは、線が細いイケメンを描くのが上手い作家さんでした
当時のファイルを見返すと5巡できたようです。


2回目の3ヶ月上達法に取り組んだ理由
私は1回目の3ヶ月上達法が終わったあと、大きく期間を開けずに2回目に取り組みました。
当時のファイルの日付を確認すると、1回目が終わってから約4か月後に2回目を開始したようです…!
2回目に取り組んだ理由は、1回の上達法でお手本にできる作家さんが一人だけだから。
私は「この絵好き!」という作家さんが複数いたため、1回目の時とはまた違う絵柄の作家さんもお手本にして取り組んでみたかったのです。



1回目の時とは打って変わり、2回目では筋肉質で雄みが強い男性キャラを描くのがうまい方をお手本にしました
2回目は6巡できました。
3ヶ月上達法を2回やってみた感想


3ヶ月上達法を2回やってみた感想ですが、一言で言うなら「めちゃくちゃ苦しかったけど、鍛えられてる感がハンパない」です!
こういう効果があった、2回やってみたからこその気づきなどは以下の通り。
(※実際に取り組んだ時の成果物は載せていません。)
①憧れの絵がお手本なので楽しく取り組める(※ちゃんと苦しい)
デッサンやクロッキーだと良くも悪くも「勉強している」感が強すぎるというのか、「トレーニング感」が強いというか…私は正直苦痛になりやすいと感じていました。
当時はこれらの練習法はあんまり楽しくないかなーという気持ちも正直に言うとありました。
しかし3ヶ月上達法ではお手本に「自分がこの絵柄素敵!!」「こういう絵柄になりたい!!」というような感情を持っている作家さんを選ぶため、とても楽しく取り組めました。
ただ誤解しないでいただきたいのは、学ぶ苦しさはデッサンやクロッキーをやっている時と同様にあります!



でも楽しいんです!苦しいけど!
3ヶ月上達法はちゃんと苦しいのですが、お手本が自分の好きな物(リアルな物ではなく二次元キャラ)だと全然違うんだなーと思いました。
今でこそデッサンやクロッキーは当時ほど忌避する感情はないのですが、そういう意味で当時の私には3ヶ月上達法のやり方がすごく合っていたのでしょう。
②自分の解像度の低さを認識し、解像度を上げることができた


私はかっこいい男性キャラを描けるようになりたいと思って3ヶ月上達法をやったのですが、男性キャラを描く時のポイントを机上の空論ではなく実感として自分の中に落とし込めた感覚が得られました。
男性キャラを描く時は、
- 肩幅を広く
- 腰の位置の違い
- 曲線ではなく直線的に
- 目を細く小さく
など、女性キャラを描く時とは違うポイントがたくさんあります。
また私は女性向けジャンルで絵を描いているのですが、女性向けは少年漫画などに比べるとジャンル的に絵の線が細い傾向かつ髪の毛や目などの描き込みなどが多めです。
しかし私の絵の線は太めで描きこみも少ない、どちらかといえば少年漫画やゲーム的なシンプルさ。
これらのことは知識としては頭の中にあったのですが、実際に描けるかどうかはまた別の話。



絵描きあるあるだと思います
3ヶ月上達法を通して実際に手を動かす中で、「頭で分かっていても全然描けていない」事実を嫌でも突きつけられ、本当の意味で気付いたことでようやく上達のスタートラインに立つことができました。



できていないことから目を逸らせなくなるので、ここがまずかなり辛いですね…!
それから実際に改善⇒課題の洗い出しというPDCAを実際に手を動かしながら複数回行ったことで、以下のように具体的な気づきを得られました。
- 私が描く男性キャラの目はまだまだ大きい
- 細身でも一つ一つのパーツが男性的であればちゃんと男性に見える
- 大人は目の位置がやや上であることが普通だけど、2回目にお手本にした人は目の位置が下の方なのに大人にちゃんと見える
- 実際にお手本と見比べて線を引いてみたところ、0.3mmくらいまでブラシサイズを小さくしないとダメ
「そんなの見たら分かるじゃん?」と思うかもしれませんが、案外そうじゃないんですね…!
この私の状況は「頭では分かっているけど自分で描くとそれがきちんと再現できていない」、「そこまで上手くないのは分かるけど具体的にどこがよくないのか分かっていない解像度が低い状態」でした。



PDCAを回す中でさいとうなおき先生の言う「認識の解像度」が高まっていくのを感じました
解像度が少し上がったことで次に絵を描く時に気付いたことに気を付けて描けるようになるので意識も変わりますし、当然絵の仕上がりに影響するので上達を感じられました。
これは実際にPDCAを回す中で少しずつですが実感できました。
③短期間に何度もやらない方が良さげ


私は3ヶ月上達法を1回完走し、その約4か月後に2回目を開始しました。
素敵だなと思う絵柄が複数あったため、2回目では1回目の時とは全然違った魅力がある方をお手本にしてみたかったのです。
しかし、2回目を開始するまでの期間がさすがに短すぎたと思いました。
1回目の疲れが癒えたと思って2回目をやったのですが、まだまだ早かったです。
2回目を始めたばかりの最初は良かったのですがすぐにバテる感覚があり、描いた絵へのチェックが甘くなってしまいました。
この時点で「3か月間なんとかやりきる」という目標が大きくなってしまい、「上達する」という目標がかすんでしまっています。



これではダメです
3ヶ月上達法を何度もやること自体は問題ありませんが、1回完走したあと次に再びやる時は十分に期間を開けることをおすすめします。
特に以下のような方は注意かもしれません。
- 長時間絵を描く習慣がなかった方
- スパルタな修行経験がない方



必要な休息期間は人によって違うと思うので、自分で見極めるしかないのですが…
もし短期間で取り組んでみて「あ、ダメかも」と思ったら一旦中止することも一つの戦略です。
微妙な感じでやっても辛いだけで成果は得にくい…ということになりかねず非常にもったいないです。
④完走したあとの上達っぷりにドーパミンが出る


3ヶ月上達法はとても苦しい上達法です。
しかし始める前に描いたイラストと、完走したあとのイラストを見比べた時…確実に上達したことが分かります。



その時の快感ったらないですよ!!!
私が自分の過去の絵を見返して「上達したな~」と感じる時は、結構昔の絵や短くても1~2年前の絵を見た時が多いです。
この上達したという感覚がたった3ヶ月で得られるってすごいことです(なんならやっている途中で感じる)。
自分の目が鍛えられ解像度が上がっただけではスランプに陥りますが、そうではなくきちんと絵として描ける力も付くのです。



とんでもない練習法だ…
具体的には、
- やる前よりも男性キャラを男性らしく描けるようになった
- 立体感のある人体を描けるようになった
という収穫がありました。
周囲に絵を見せた時の反応もよく、主観だけでなく客観的にも確実に上達した実感を得られました!
短期間で上達した実感が得られた時の快感、ぜひあなたも味わってみてくださいね。
「3ヶ月上達法」とは
3ヶ月上達法とは、イラストレーターのさいとうなおき先生が教示くださっている上達法です。
3ヶ月上達法は以下の手順を短期間に回すことで上達するというものです。
1.自分の理想の絵を探す
2.その人の絵柄でオリジナル作品を描く
3.自分の絵とお手本を見比べる
4.その一点に絞って練習
5.練習したことを反映して2へ戻る
引用:書籍「イラスト最速上達法」より
本気で描いた絵の粗さがしを行い、ダメだなと思ったところの練習をし、また絵を描く…。
「え、めっちゃしんど」って思いますよね。安心してください、ちゃんとしんどいです。
でも自分の出来ていないところから目を逸らし続けて上達すると思いますか?思わないですよね。
これは「どんなに辛くてもいいから上達したい」、そんな方のためにある上達法です。
ですから興味本位や生半可な気持ちで取り組むとただただ辛いだけで挫折する可能性が高いです。
しかし本気で上達したい方にとっては「このやり方を教えてくださってありがとうございます!!!」となること間違いなし。
やり方自体は動画を観れば分かりますが、実際にやる時はすぐ見返せる本が手元にあるとすごく便利です👇私も持っています!
\ 動画の内容がまとまった本 /
※「最速上達法 解」という似たようなタイトルの本がありますが、「解」の方は動画の内容に対するQ&Aが主です。
「解」を買えば全て済むわけではないので、間違って購入しないようご注意ください。
3ヶ月上達法はどんな人におすすめ?


短期間でガッツリと絵がうまくなる上達法ですが、本当に苦しいので正直なところ誰にでもおすすめできる上達法ではありません。
3ヶ月上達法がおすすめな人
3ヶ月上達法は以下のような方におすすめです。
- 何が何でも絵を上達させたい
- スランプに陥っている
- 上達したいと思っているけど何をやったらいいか分からない
- プロとして食べていけるようになりたい
- 憧れの絵柄がある
なんというかとにかく趣味であろうがプロであろうが、「上手くなりたいんだー!!!」という気持ちが強い方におすすめです。
こういう方はちょっとやそっとのことでは諦めないガッツや、自走できる力をお持ちなので。
あとはスランプ中の方もおすすめですよ!
3ヶ月上達法は意図的にスランプを起こして上達していくという上達法なので、既にスランプを起こしているのなら苦しさは変わらないからです。
それにこの上達法に取り組むことでスランプから抜け出すきっかけにもなります。



私も1回目の時はスランプ中でしたが、終わった後はスランプを抜けていました
3ヶ月上達法をおすすめできない人
逆に、以下のような方にはおすすめできません。
- 楽しく楽に上達したい
- 現時点でイラストや漫画は楽しく描くのが一番という気持ちが強い
- 「こういう絵柄になりたい」という絵柄や目標がない
- 飽き性で堪え性がない
- 3ヶ月間絵に向き合う時間が取れない
「絵を描くのは楽しいのが一番!」と思っているのであれば、この上達法は今はおすすめできません。
それが悪いという訳ではなく、絵に対する姿勢は人それぞれですしタイミングの問題もあります。
今は頭の片隅に入れておいて、将来的に上達したい…と感じた時にこういう上達法があったなぁとぜひ思い出してください。
また、仕事が忙しいなどで3か月という期間がネックになるというだけであればまずは「7日間上達法」をお試しの意味もかねてやってみてはどうでしょうか?
7日間上達法のやり方は書籍で出ています👇
私も持っていますが、3ヶ月上達法とはまた違った感じです。
これを1週間でやるの…??という濃厚さでびっくりしますよ。


【まとめ】3ヶ月上達法は辛いけどガッツリ上達する
以上が私が数年前に3ヶ月上達法を2回完走した時の体験談です。
3か月間みっちりと絵に向き合ったので、短期間で絵が上達したことをよく覚えています。
そして1回でも完走すると絵がうまくなるために必要なことの片鱗が掴める感じがあります。
それは全てさいとうなおき先生もですし世の中の絵がうまい人全員が言葉は違えどおっしゃっていることでした。
しかしそれまでの私は知識としてあるだけで自分の中に実感としてなかったためになかなか上達しなかったし、非効率的だったのだなと気付きました。
やる前は「3か月間やり切れるかな?」と不安があると思いますが、まずはやってみてください!
完走した先にはきっと今までと違う景色が見えるはずです。
\ 3ヶ月上達法のやり方がまとまっています /


